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アラフィフのクラウドな気分

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【書評】デフレの正体

印象に残った本について、書評をUPしたいと思います。
ライフワークである歴史関係の本については、「徳川将軍家と大奥のブログ」にUPしていますので、そちらもよろしくお願いします。


すでに読まれた方も多いと思いますが、今回取り上げるのは「デフレの正体」です。
新書経済部門で上位にランクされ、話題になった本ですが何となく手に取らずにいました。
あるラジオ番組で数多くの本を読み、自らも執筆されている池上彰さんが「最近の本でオススメは?」という問いにこの本を挙げたのを聞いて読んでみました。

本書では、まず、外需と内需を切り分けて、冒頭で外需については心配要らないこと、中国の経済発展は脅威ではなく、むしろ日本にとってプラスであると明快に述べています。

現在のデフレ状態の原因は、内需の縮小であり、更にその主因は「日本人の加齢に伴う生産年齢人口減少」にあるということが、様々な統計データを元に説明されています。
また、その分析にたって解決への方策や道筋を示しています。

同時に現在の経済状態を景気循環のみで捉えて、具体的な解決方法を示さない人たちを痛快なまでに切って捨てています。
例えば、「生産性を上げる」「公共工事による景気対策」「インフレ誘導」「エコ対応による技術開発」などスローガンに過ぎず、具体的にどのように実行するのか、また、実行できたとしても根本的な解決法にはならないとする論拠を挙げています。

「経済成長率」にこだわっても、国民が豊かになったという実感を伴わないということを過去の好景気といわれた時代を振り返り、数値を挙げて明確に述べています。この辺は、非常にリアリティがあり、共感できる部分が多いと感じました。

本書は話題となっただけに、逆に反論も数多く出ています。
100%本書の内容が正しいかどうかは私には判断できません。
しかし本書で述べられているのは、日本経済の問題点は「人口の波」にあるということであり、大きな要因を見逃して経済成長率至上主義に陥って実効性が乏しい議論になっているといことは非常に良く理解できました。

また、本書の理論は、実にシンプルかつ理にかなった内容であり、また経済状態を分析する際に用いられる様々な指標が発信者も受信者も理解しないまま用いられている場合が多く、結果として実体にそぐわない結論となることに警告を発している点は正にそのとおりであると思います。

特に「対前年同期比」はよく使用される指標ですが、単純な比較だけでは物事は図れない場合が多いということ、重要なのは絶対数であるということを気づかされました。
非常にたくさんの指標が使われているために多少、難解な部分もありますが、良書です。
もっと、早く読むべきでした。



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